中山美穂さんといえば、「世界中の誰よりきっと」や「ただ泣きたくなるの」などのヒット曲があることで知られ、また多くのドラマに主役で出演しています。そこで、マルチに活躍している中山さんはフランス語がどの程度話すことができるのか、また全盛期の活躍や現在の活動についてご紹介します。
中山美穂のフランス語の実力
中山さんは芸能界で長い間活躍をしていましたが、2002年に辻仁成さんと結婚をしたことを契機にフランスのパリへ移住し、芸能活動を休止することになりました。
活動を休止した理由としては、2004年に長男を出産したこともあり、子供を芸能人中山美穂の子供として育てたくない、という思いがあったからでした。
育児にしばらくは専念していたものの、2005年6月にキリンビバレッジ「茶来」のCMに出演することになりました。
フランスに拠点はありながらも少しずつ芸能活動を行っていた中山さんですが、2008年に出演したファッションブランド「自由区」のCMで本場仕込みのフランス語を披露しました。
このCMでは現代の女性の憧れである自由に生きていく姿が表現されていて、中山さんのイメージと重なるところがありました。
フランスでの生活について、中山さんはインタビューで穏やかに過ごすことができていて、夫も息子もママ、といつも呼んでくれる、そんな普通の毎日です、と答えていました。
しかし、そんな普通の生活はずっと続くことはありませんでした。
結婚から約10年が経過した2013年ごろから不仲説や別居説が聞かれ始めるようになり、それからすぐに離婚調停中であることが報道されました。
お互いの不倫や辻さんの束縛がひどかったなどさまざまな理由が言われていましたが、2014年に離婚が決まり、子供の親権は夫の辻さんが持つようになりました。
日本では離婚をしたらほぼ母親の方が親権を持つだけに、世間では中山さんは子供を捨てた、という批判的な意見が多数ありましたが、決してそうではありませんでした。
フランスでは、離婚をしても子供はもともと住んでいた国に暮らし続けるのがベスト、という考え方があり、もし中山さんが親権を持つことになれば、住み慣れない日本に住むことになり、お子さんの精神的負担が大きいと考えたのでしょう。
お子さんはその後日本人であるにもかかわらず、フランス語の成績1位をとるまでになりました。
家族そろってフランス語が堪能なことがこのことからも分かります。
中山美穂のディカプリオは?
辻さんと離婚した後の2015年の年末にフジテレビの「FNS歌謡祭」に出演しました。
音楽番組への出演はこれが18年振りとなりました。
その中で、ヒット曲の「世界中の誰よりきっと」と「ただ泣きたくなるの」の2曲を披露し、世間の注目を集めました。
ただ、この時点では生活拠点はまだフランスにあり、中山さんには新たな恋人の存在がありました。
それはヨーロッパではよく知られている作曲家の渋谷慶一郎さんです。渋谷さんは電子音楽作品を中心に多岐に渡る作品を制作していて、中山さんより3歳年下です。
辻さんとの離婚協議中の時から付き合っており、離婚後は渋谷さんの住む東京とフランスを往復していましたが、2016年4月に渋谷さんの浮気が原因で破局することになりました。
このことがきっかけで、中山さんは生活拠点をフランスから東京に移すことになりました。
2019年にはデビュー35周年を迎え、約20年振りのアルバム「Neuf Neuf」を発売しました。
このアルバムの中には新曲も入っている一方で、セルフカバー曲が4曲収録されており、これらの曲について中山さんは、懐かしさというよりも新曲を歌っている感じがして、全く違和感がなかった、と答えています。
いい曲は長い時を経てもいい曲であることに変わりはないのでしょう。
ディナーショーはまだ行っていないようですが、コンサートは開催されています。
2022年12月には「Miho Nakayama Billboard Live 2022」が予定されています。
中山美穂の全盛期はすごかった!
中山さんの初仕事は写真モデルでしたが、1985年にアイドル歌手としてデビューしています。
同期には浅香唯さんや南野陽子さん、おニャン子クラブなど後にトップアイドルになるタレントが勢ぞろいでしたが、そんな中で第27回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞するなどトップの座に君臨していました。
1989年にはフジテレビの月9ドラマ「君の瞳に恋してる」に主演し、男性だけでなく女性からも憧れの目線を向けられるようになりました。その後も月9ドラマに7度主演として出演し、これは女性で最多の記録となっています。
アイドル時代のハードスケジュールについて、中山さんはバラエティ番組で聞かれた時に、歌番組、取材、CM、ラジオ、コンサートなど一日中分刻みのスケジュールで目が回るような忙しさだった、家に帰っても風呂に入ってすぐ寝る感じだった、すごかったと答えています。
あまりの忙しさに体調を崩してしまい、仕事をセーブすることもありました。
自分だけでなく、当時の売れっ子のアイドルはみんなこんな感じだった、プライベートと呼べるような時間はほとんどなかった、とも答えています。
全盛期の活動があり、プライベートの紆余曲折がありながらも、現在も精力的に活動している中山さんです。
これからのさらなる活躍を期待せずにはいられません。