様々な映画やドラマで活躍している女優の東ちづるさん。
女優だけじゃなく、社会活動家としても活躍しています。
そんな東ちづるさん、どのような生い立ちなのでしょうか?
東ちづるの生い立ちは?
東さんは1960年に広島県因島市(現在の尾道因島市)で生まれました。
今年で61歳です。
本名は東千鶴、現在はご結婚されて堀川千鶴さんです。
また、苗字の東(あずま)という読み方は、ちづるさん家族だけが名乗っており、それ以外の親族は「ひがし」と名乗っているそうです。
理由は、ちづるさんのお母さんの頭文字が「あ」から始まり、何事にも最初だからという考えがあったことからだそうです。
幼少期は、日本舞踊や書道、そろばん、英会話などたくさんの習い事をしていました。
小学生の頃の夢はデザイナーかイラストレーターや漫画家だったそうですが、気が変わって教師を目指すようになったといいます。
中学時代はテニス部に所属しながら生徒会にも入り活動していました。
とても積極的な学生時代ですよね。
高校は、広島県立因島高校に進学します。高校では漫画研究会に所属していました。その後、関西外国語大学短期大学に入学します。
短大に進学していますが、最初は他の四年制大学への編入を目指していたそうです。
また、短大2年生の時にはハワイ大学の寄宿舎に1ヶ月ほど滞在しながら英語を学んでいたそうです。
短大卒業後は、ソニー企画株式会社というソニーグループの大手メーカーに就職します。
そんな東さん、当時「大阪の支社に凄い美人がいる」と系列会社や取引先の間で評判になったようです。
その当時からとても美人だったようですね。
そんなことから新商品の発表会などのコンパニオン的な業務を任されるようになります。
その後、2年目の25歳の時に会社を退職し本格的に芸能界を目指すようになりました。これが東さんの芸能界への入り口です。
当時はバラエティ番組に出演し、関西の番組でリポーターとして活動していました。
1987年、東さんが27歳の時にテレビ朝日「金子信雄の楽しい夕食」にて初代アシスタントに抜擢されます。
その2年後には情報番組での司会者や、ドラマ「さすらい刑事旅情編」に女優として出演するなど、どんどん活躍の幅を広げて行きます。
かつては「お嫁にしたい女性有名人ナンバーワン」に選ばれるなど、30年以上経った今も変わらぬ美しさです。
2003年には当時キャスティングコーディネーターをしていた堀川恭資さんと結婚。
現在は、骨髄バンクや戦争で傷ついた子供たちのリハビリを行う支援や障がい者アート展の企画など様々なボランティア活動を精力的に行っています。
2021年の2月には初期の胃ガンが発見され摘出手術を行うなど体調を崩されていましたが復帰後は検診の重要性を訴える活動などをされています。
東ちづるの実家は?
東ちづるさんの実家は広島県因島市(現在の尾道因島市)にあります。
造船関係の仕事に就く父親と会社員の母親の共働き夫婦の
一般的な中流家庭で育ちました。
兄弟は2歳下の妹がいるそうです。
東ちづるの父親は?
東ちづるさんのお父さんは一般人のため、情報は少なかったのですが
どうやら造船関係の仕事についていたそうです。
東さんは父親がアルコール依存症であったことをインタビューで明かしています。
当時はお酒好きという程度に思っていたそうですが。
気がつけばアルコール依存症になってしまったようで、突然吐血して救急車で運ばれてしまったそうです。
東さんは「アル中という言葉がすごく嫌で恥ずかしかった。まるで父親が弱い人だからお酒に逃げているって思われるんじゃないか…というかわたしがそう思っていました。」と告白しています。
東ちづるの母親は?
東ちづるさんのお母さんも一般人です。英子さんという名前だそうで、
21歳の時に産んだ東さんを子育て本を読み漁りながら一生懸命に育ててくれたそうです。
「1番がいいのよ」「優しい子がいいのよ」「ちゃんとしなさい」
それがお母さんの教えでした。
東さんが子供の頃には、たくさん習い事をさせてくれていました。
とても教育熱心なお母さんだったのでしょう。
その甲斐もあり東さんは中学時代には生徒会を務めたりと、積極的で活動的な学生へと育っていきます。
しかし、お父さんがアルコール依存症になってしまったことを境にお母さんの態度が変わってしまったといいます。
「がんばりなさい。しっかりしなさい。ちゃんとしなさい。早くしなさい。」
と良い子を求める母の期待にこたえようと頑張りすぎてしまったためか
ふと気づくと高校3年間の記憶がなくなってしまいそれにより東さんは解離性障害を発症してしまいました。
優秀な東さんは、常に完璧であることを求められお母さんの期待にこたえようとすることが負担になってしまったようですね。
そして東さんとお母さんに確執が生まれてしまう出来事が起こります。
教師からも一目置かれ、トップクラスであった成績優秀な東さんは当時広島大学の教育学部を目指していました。
しかし受験に失敗。その際に言われた一言が東さんの心を壊してしまいます。
「18年の期待を裏切ったわねえ」
周りの期待通りに振舞いながら、1人になると焦燥感に押しつぶされそうだったそうです。
「生きていて何の意味があるんだろう」と自分を追い込んでしまっていたようです。
こういった経験から東さんは自身をアダルトチルドレンだと告白しています。
アダルトチルドレンとは、幼少期に親に愛情を注がれずに育ち、トラウマを抱えたまま大人になってしまう人のことを言います。
そんな東さんは、意を決してお母さんと2人でカウンセリングを受けに行きます。
その後関係は良好になってきたようで、理想の親子になったそうです。
現在、東さんは様々な苦悩を乗り越えてきた経験をもとに様々な活動を積極的に行っています。
LGBTの方にインタビューしたドキュメンタリー映画などを製作されています。
今後も様々な顔を持つ東ちづるさんの活動に注目したいですね。