マカオの発展に貢献し、マカオのカジノ王という呼び名で知られるスタンレーホー氏。
大金持ちですが、華麗な結婚歴でも知られています。
スタンレーホー氏の息子や家族についてまとめました。
スタンレーホーのプロフィール
スタンレーホーは1921年11月25日生まれです。
曾祖父がユダヤ系オランダ人で、曾祖母は広東省出身の中国人。
白人の血を引いているんですね。
イギリス領香港時代の四大一族である何東一族の出身で、実家は裕福でした。
スタンレーホーは13人兄弟の9番目です。
しかし、スタンレーホーが13歳の時に父親が株価暴落で多額の資産を失います。
それで、一気に極貧生活になり、この経験から金持ちになることを志しました。
奨学金を得て1939年に香港大学に進学し、英語、日本語、ポルトガル語を学びました。
1941年には単身でポルトガルの植民地であったマカオに移り、日本人経営の貿易会社に就職。
4か国語を生かして働き、経営者の信頼を獲得しました。
1943年に100万ドルで投資を始め、香港において急成長の分野であった建設産業に目をつけ、建設会社と灯油関連会社を設立。
莫大な資産を気づきました。
その後は、マカオにおけるギャンブル権を獲得し、観光客の誘致のためにインフラ整備を行い、植民地の一部に過ぎなかったマカオの街を東洋一のギャンブルの街に育てました。
スタンレーホーの結婚歴
スタンレーホーは4人の女性と結婚し、17人の子供をもうけています。
最初の奥さんは黎婉華という人物。
マカオの弁護士一族の出身です。
1942年に結婚し、息子1人、娘3人をもうけました。
黎婉華は1973年に交通事故に巻き込まれて、部分的な記憶喪失に苦しめられました。
1981年には息子ロバートとその嫁が交通事故で他界しています。
2番目の奥さんは、中国軍人の娘の藍瓊珱。
1962年に結婚し、息子1人、娘4人をもうけました。
3番目の奥さんは1番目の奥さんである黎婉華の看護婦をしていた、陳婉珍という女性。
1番目の奥さんは交通事故の後遺症で助けを必要としていたため、看護婦を複数雇っており、その中の一人が陳婉珍だったそうです。
1985年に出会い、息子1人と娘2人をもうけました。
4番目の奥さんは、広州のダンサー梁安琪で、ホーのダンスの講師をしていた人物です。
1988年に出会って、息子1人と娘2人をもうけました。
香港では重婚は1971年まで成立していたので、このような婚歴になったようです。
スタンレーホー氏は2020年5月26日に亡くなりました。
享年98歳でした。
ものすごく濃い人生を生きた人で、伝説のような存在でした。
