和久井映見さんといえば、50歳を超える年齢ながら、その年齢を感じさせない若々しさで多くのドラマや映画などに出演し、私たちを楽しませてくれる存在です。
そんな和久井さんの生い立ちや高校時代のこと、病気の噂などについてご紹介します。
和久井映見の生い立ちは壮絶なものだった!
和久井さんはドラマなどで見ると、柔らかい雰囲気が魅力的で幼少期はいいところで育ってきているイメージを持ってしまいがちですが、実際はそうではありませんでした。
和久井さんの両親は、和久井さんが小さな頃に離婚し、お母さんが和久井さん姉妹を引き取りました。
離婚した夫からは、養育費や慰謝料といったものは一切もらうことができず、金銭的にとても厳しい生活を強いられることになりました。
また、お母さんは何とか生活を続けていくために、長い時間働く必要があったため、次第に子育てがおろそかになっていきました。
そして、お母さんは離れて暮らす実家の両親に和久井さんたちを預けることになります。
そこでは、叔父も一緒に住んでいましたが、その叔父から和久井さんは度重なる暴力を受けるようになります。
助けを求めることもできず、辛い日々を過ごしていたことが想像できます。
しばらくすると、お母さんが再婚し、両親姉妹の4人で生活するようになります。
辛い生活が終わりを告げて安心したのも束の間、今度は結婚した新しいお父さんからも暴力を受けるようになりました。
度重なるストレスから、和久井さんはチック症と呼ばれる病気を発症します。
これは、ストレスによって、本人の意思に関係なく、身体の一部が勝手に異常に速く動く状態になるものです。
幼少期からのストレスはPTSDの発症率が高いと言われるため、もしかすると現在もPTSDが残っている可能性が考えられます。
ただ、現在の和久井さんからは、そんな様子は微塵も感じられません。
和久井映見は高校時代にスカウトされた!
和久井さんの生まれは神奈川県横浜市ですが、両親の結婚や離婚の関係で、中学校は埼玉県川口市にある川口市立東中学校へ通うことになります。
高校は同じ川口市にある川口青陵高等学校に進学します。
この高校は部活動が盛んなことで広く知られ、和久井さんはバンドを組んで活動しました。
レベッカやBOOWY、尾崎豊などの音楽をよく聞き、バンドではベースを担当していました。文化祭などで披露する機会も多かったせいなのか、その美貌は広く知られることになり、学校一の美女とまで言われるようになりました。
高校2年生の時には、東京ディズニーランドに遊びに行った時に、芸能事務所からスカウトを受けました。
スカウトを受けた時のことについてインタビューされた時に、和久井さんは、
声をかけられた時間帯が夜で、私が日焼けして真っ黒だったからあまり顔がよくみえていなかったと思う
と冗談めかして答えています。
事務所に入って間もなく、テレビドラマ「花のあすか組!」で女優デビューを飾り、同じ年にはJR東日本の「青春18きっぷ」のポスターにも起用され、少しずつ活躍の場を増やしていきます。
芸能活動をすることについて特別好きという感情はありませんでしたが、嫌いなわけでもなかった、と後に話しています。
ただ、芸能界に入ってやっと自分の居場所が見つかったと感じていたようです。
家庭状況がそう思わせたのは言うまでもありません。
高校卒業後は、大学に進学することはなく、芸能活動に専念することになります。
和久井映見の病気の噂とは?
ドラマや映画などに常に出続けている和久井さんですが、そんな和久井さんに囁かれるようになった噂が「声が変」、「喋り方が変わった。病気?」というものです。
特に多く反応があった時期が2019年にフジテレビで放送されたドラマ「ラジエーションハウス」です。
このドラマは、窪田正孝さん演じる診療放射線技師の五十嵐伊織が、写真を通して病気に立ち向かっていくドラマですが、和久井さんはそんな放射線のチームを陰ながら見守るドクター大森渚を演じていました。
大森先生が放つ優しい雰囲気はどこか和久井さん本人と重なるところがありました。
声の病気について、本人は否定をしています。10代、20代の頃は透き通るような優しい声でしたが、年齢を重ねるとどうしても声のトーンが低くなってしまいます。
歌手が若い頃に出した曲を、年齢を重ねて歌おうとすると原曲のキーで歌いづらくなるのと同じです。
声が老化する原因としては、女性ホルモンの減少や喉の筋力の低下、喫煙、食生活の変化、などと言われています。
声は若い頃と比べると変わったかもしれませんが、癒される声であることは間違いありません。
幼少期の辛い体験を乗り越えて自身も結婚したものの、真偽のほどは定かではありませんが、自身も元夫から暴力を受けたことが一つの原因となって離婚してしまいます。
その辛さをはかり知ることは難しいですが、そんな様子は見せず現在も活躍し続けています。
これからも元気な姿を見続けたいものです。
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