1990年代に一世風靡した歌手の小沢健二さん。
小沢健二さんといえば世界的に有名な指揮者の小澤征爾さんと親戚であることが有名です。
小沢健二と小澤征爾との関係は?
小澤征爾さんは、小沢健二さんにとって叔父になります。
小沢健二さんの父親の弟が小澤征爾さんなんですね。
小澤征爾さんの息子である、俳優の小澤征悦(おざわゆきよし)さんは小沢健二さんのいとこということになります。
メンバー全員が豪華な芸能一家ですね。
小沢健二の叔父、小澤征爾の経歴
小澤征爾さんは、世界的な指揮者です。
ウィーン国立歌劇場の音楽監督を二度にわたり務め、国内外で高い評価を受けている日本を代表する指揮者です。
84歳になられた現在でも、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉団員として、また新日本フィルハーモニー交響楽団の桂冠名誉指揮者などとしても精力的にご活躍されています。
小学生の頃からピアノの才能を発揮していた小澤征爾さんは、ピアニストを目指していました。
しかしながら、中学生の頃に所属していたラグビー部で右手を負傷されてから、その道を断念されたということです。
そして、高校時代には指揮教室へ通い始め、その才能を開花させました。
日本国内の交響楽団で指揮者を務めた後、24歳でフランスへ渡り、世界の舞台へと進出した小澤征爾さん。
現在は、後進への教育活動にも熱心に取り組まれていらっしゃり、「小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト」や「小澤征爾音楽塾オーケストラ・プロジェクト」などを通じて、若い音楽家を育てるプロジェクトなどにも力を注いでおいでです。
小沢健二の父親について
小沢健二さんのお父様は、ドイツ文学者の小澤俊夫(おざわとしお)さんです。
筑波大学の名誉教授としてもご活躍されています。
専門はドイツの口承文芸、いわゆる「昔話」です。ドイツだけに限らず、日本国内の昔話や世界各国の民話や伝承などについても幅広く研究されており、日本を代表する民俗学研究者、伝承文学研究者でもあります。
「小澤昔ばなし研究所」を1998年に設立し、現在も精力的に昔話の研究に勤しまれています。
著作も多く、世界の民話をまとめたものや誰もが知っている昔話やおとぎ話の裏にある隠された意味や文化、心理などを考察・解説したもの、子ども向けにおとぎ話などを再編し、小澤先生自身の言葉で書き下ろしたものなど、多岐にわたっています。
それに加えて、世界各国に伝わる貴重な民話やおとぎ話の日本語訳にも尽力されてきました。
また、これまでの口承文学の知識を駆使し、自らが昔話を語って聞かせるという活動もされています。
現在でもFM福岡において、「小澤俊夫 昔話へのご招待」というラジオ番組を担当されています。
更に「子どもの本・九条の会」の代表団員としての活動にも尽力されており、子どもの本を通して平和を考える教育にも力を入れています。
小沢健二の従兄弟、小澤征悦について
小沢健二さんの従兄弟(叔父にあたる小澤征爾さんの息子さん)は、俳優の小澤征悦(おざわゆきよし)さんです。
小澤征悦さんは、1974年6月6日にアメリカはカリフォルニア州のサンフランシスコで生まれました。
お父様である小澤征爾さんとファッションデザイナーでモデルのロシア人ハーフ入江美樹(本名・ヴェラ・ヴィタリエヴナ・イリーナ)さんとの間に誕生した小澤征悦さんは、183cmという高身長とクォーターならではの彫りの深いお顔立ちを活かし、存在感のある名俳優としてご活躍されています。
2019年の現在もNHK大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』に三島弥太郎役として、また犬童一心監督の『引っ越し大名!』に山里一郎太役として、またWOWOWで放送されているドラマ『アフロ田中』に鈴木真治役としてご出演されていました。
2021年9月にはアナウンサーの桑子真帆さんと結婚されました。
今後も活躍が楽しみですね。
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