aikoさんは、シンガーソングライターとして長い間活躍し、老若男女に親しまれている存在です。
とても明るく親しみやすいイメージのあるaikoさんですが、生い立ちはかなり複雑なものだったようです。
そこで、aikoさんの生い立ちや父親のこと、あまり知られていない本名についてご紹介します。
aikoの生い立ちについて
aikoさんは、1975年11月22日に大阪府の吹田市で生まれました。
活発で兄弟姉妹がたくさんいそうなイメージですが、実際は一人っ子です。
小学校4年生まではお父さんとお母さんと3人で仲良く暮らしていましたが、お母さんがある日、家を出て行ってしまいました。
しばらくは、お父さんとaikoさんの2人の生活が続きましたが、小学校5年生の時に両親が離婚をしてしまいます。
お父さんの仕事が、夜のかなり遅くまでかかるものだったため、夜中まで子供を一人にしておくのが心苦しかったのでしょう。
それが原因かは不明ですが、aikoさんは親戚の家で育てられることになりました。
ただ、急に家庭環境が変わりましたので、aikoさんはなかなかその生活になじむことができませんでした。
学校に行くと常に元気に振舞っていましたが、家に帰ると自分の部屋に引きこもっていたそうです。
ラジオをつけっぱなしにして、寝る時間は夜中の2時になっていることもしょっちゅうでした。
まだ小さなこの時期に夜中の2時に寝るということは、成長に影響が出てきてしまう可能性があります。
また、買いたいものがあったとしても、お小遣いがほしい、と言うこともできませんでした。
まだまだ甘えたいこの時期に甘えることもできず、常に孤独感を抱えて生きていました。
普通は、こんな家庭環境だったら学校でも明るく振舞うことができず、いじめの対象となってもおかしくはありませんでしたが、aikoさんの場合はそうはなりませんでした。
一方で、親戚と暮らすようになってから、歌手になりたいと夢を持つようになりました。
高校在学時には、3歳から習っていたピアノで作曲活動をして、それと並行して友達とバンド活動をしていました。
短大時代には、コンテストでグランプリを獲得し、現在の活躍の基礎を作りました。
aikoの父親はバーを経営!
aikoさんのお父さんは、「ポポロ」というバーを経営しています。
このバーには、aikoさんのCDやポスターがたくさん飾られています。学生の時には、このバーでアルバイトをすることもあったそうです。
両親が離婚をして親戚の家に預けられてから、全く会っていなかったというわけではなく、お父さんとは晩御飯を一緒に食べるなど頻繁に会っていたみたいで、関係性は良好だったことが伺えます。
以前からaikoさんはよくお父さんに叱られて叩かれることもあったそうですが、小学校6年生の時にお父さんから「お前のことをシバくのはやめた、もう女やからな」と言われて叩かれなくなりました。
また、この時期までお風呂に一緒に入ることもありましたが、もうやめとこうと言われて入らなくなったそうです。
家庭の中では、お父さんはいつも香水の匂いがして指輪をしていたことから、「父親」というよりも「一人の男」だったようです。
お父さんには、絶対にお父さんみたいな人とは結婚しない、と宣言をしていたみたいですが、しつけが厳しかったこともあってか、ビシッと言う男らしい人には惹かれるものがあったようです。
また、お父さんの友達に「夢想花」のヒット曲で知られるシンガーソングライターの円広志さんがいました。
お父さん自身も若い頃にプロの歌手を目指して上京したこともある音楽好きではありました。
ただ、円さんが歌手活動に苦労をしていたことを知っていたお父さんは、aikoさんが歌手を目指そうとしていることを知ると、苦労するからやめておけ、と反対をしたそうです。
このようなことを言われると迷いそうになるものですが、自分の道を突き進んだおかげで現在の活躍があります。
aikoの本名は?
aikoさんの本名として言われていたのが、柳井愛子と甲斐愛子の2つです。
柳井はお父さんの名字で、甲斐はお母さんの旧姓ですが、両親が別居をしてからお父さんと暮らしていたことを考えると、柳井の方が有力な説と思われます。
両親の離婚という辛い経験をして、子供の頃は常に孤独感を感じて生きてきました。
現在音楽業界で不動の地位を築いているaikoさんですが、その立場にあぐらをかかず、ファンのことを大事にしたり、気さくに話しかけたりするのは、このような家族背景があったからかもしれません。
離婚をした当初は、家を出て行ったお母さんが悪い、とお母さんのことを恨むこともあったようですが、後になって双方それぞれにいけないところがあったことを知り、高校生の頃からは仲良くなりました。
今では両親のことを愛している、一生大事にすると話しています。その名前の通り、誰からも愛されるaikoさんのさらなる活躍が楽しみでなりません。
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