明智光秀の生涯を描いた大河ドラマ「麒麟がくる」。
明智光秀の宿敵、織田信長も重要人物として登場していますが、その織田信長に所縁がある人物が弥助です。
弥助は「麒麟がくる」に登場するのでしょうか?
「麒麟がくる」に弥助は登場するのか?
弥助が登場するのかどうかは今のところ発表されていません。
大河ドラマは定期的に追加キャストについて発表があるので、弥助も登場するのであれば、今後、俳優についても発表されるでしょう。
織田信長は晩年に弥助と出会ったとされています。
織田信長が亡くなったのは1582年6月21日ですが、
徳川家康の家臣、松平家忠の1582年5月11日付の日記に、
「信長には弥助という名前の黒人の家来がいる」
引用:https://www.huffingtonpost.jp/entry/yasuke_jp_5cfa225de4b06af8b5069109
という記述があったのだそうです。
というわけで、弥助が登場するとしても、登場するのはドラマの終盤あたりになる可能性が高いです。
弥助と織田信長の関係
弥助はアフリカ出身の黒人です。
アフリカのモザンビーク、エチオピア、もしくはスーダン出身と言われています。
幼少期にアラブかインドの奴隷商人に拉致されて、アラブ諸国やインド洋に連行され、奴隷として働かされており、最終的にポルトガル出身のイエズス会宣教師により従者に雇われたとみられています。
その宣教師はイタリアの宣教師ヴァリニャーノ。
ヴァリニャーノに従って、弥助は日本にやってきました。
京都で布教活動をするヴァリニャーノと弥助は人々の注目の的になりました。
織田信長も弥助に面会することを望み、宣教師が面会に連れていったのだそうです。
織田信長は弥助を見て衝撃を受けたと言われています。
その肌の色に驚き、上の着物を脱がせて確認した、体を洗わせた、という話もあります。
きっと体格の良さにも驚いたことでしょう。
弥助は身長が182cmもあり、当時としては大男でした。
戦国武将の平均身長:157cm
戦国時代の日本人男性の平均身長:170cm
引用:https://sinobi22.com/10942.html
織田信長は身長が170cmあったと言われているので、戦国武将の中では高身長な方ですが、その織田信長よりも弥助のほうが大きかったんですね。
織田信長は日本語がわかる弥助を大変気に入り、自分の家来にしました。
世界情勢について聞き出す狙いもあったのでしょう。
弥助は織田信長の信頼を勝ち取り、「本能寺の変」の際にも織田信長のそばで仕えていました。
明智光秀の謀反によって織田信長は討ち死にしますが、弥助は本能寺を抜け出し、二条城にいる信長の息子の織田信忠に異変を知らせにいきました。
織田信忠も戦いに加担しますが、結局は自害。
弥助は明智勢に捕らえられます。
ルイス・フロイスの記録によると、
明智光秀は「弥助の処遇をどうするか?」と家臣に尋ねられた際、「黒人奴隷は動物で何も知らないし日本人ではないから殺さなくてよい」と言い、「インドのパードレの聖堂に置け」と言ったそうです。
↑かなり人種差別的な表現ですが、殺さないための方便だったのでは?という見方もあります。
「麒麟がくる」で弥助を演じる俳優を予想
「麒麟がくる」に弥助が登場するのだとしたら、誰が演じるのかが気になりますよね。
1996年の大河ドラマ「秀吉」では、弥助はサムエル・ポップさんが演じていました。
ポップさんはガーナ出身の外国人タレントです。
当時は外国人タレントの事務所として有名な稲川素子事務所に所属していたそうです。
このことからすると、日本にいる外国人タレントの中から選ばれるかもしれません。
「麒麟がくる」の弥助として予想されているのはこの方々です。
- ダンテ・カーヴァー(アメリカ出身タレント)
- アントニー(お笑い芸人)
- ボビー・オロゴン(タレント)
- メンディー
- ネスミス
名前が上がっているのは日本で知名度のある人たちばかりです。
ただ、大河ドラマなので、全然違うところからプロの役者を採用する可能性もあります。
「マッサン」のシャーロット・ケイト・フォックスさんもオーディションを経てヒロインに選ばれていましたし。
今回もアメリカからプロの俳優を連れてくるかもしれませんね。
ちなみに、ハリウッドでは「弥助」を主人公にした物語を映画化する話も出ているそうですよ^^
400年以上前に世界の国々に連れていかれ、最終的に日本に来た弥助。
波乱万丈な人生を過ごした弥助はとても魅力的な人物です。
「麒麟がくる」でも登場してほしいですね。