サッカー日本代表の選手として活躍していた板倉滉さん。
そんな板倉選手が優しいといわれているエピソードや料理人の存在、均整のとれた身体に関することについてご紹介します。
板倉滉のある行動が優しいと話題！
2022年のサッカーワールドカップの初戦のドイツ戦では、堂安選手の同点ゴールと浅野選手の逆転ゴールで勝利を収めましたが、その試合後の板倉選手のある行動が注目を集めました。
ピッチ上で選手の様子を撮影していたカメラマンが誤って転倒してしまい、その近くにいた板倉選手が手を差し出して、立ち上がる手助けをしました。
この様子を撮影していたスペイン紙「アス」が公式ツイッターにアップして、その行動を称賛しました。
世界中に板倉選手の行動が知られることになり、日本のファンからも紳士でイケメン、優しいと称賛の言葉が相次ぎました。
歴史的な勝利に浮足立っていてもおかしくないなか、自然とこのような行動ができるのは幼少期の環境があったからかもしれません。
お父さんは転勤が多く、板倉選手が誕生して間もなく神奈川県から兵庫県に引っ越しました。
約60世帯が暮らす社宅には子供がたくさんいて、家族同士の交流が盛んでした。
歩く練習を周りの子供たちが手伝っていたほどです。
自然と周りの環境に溶け込む術を覚えた板倉選手は、小学校に上がってまた神奈川県に戻ることになっても人間関係でさほど苦労することはありませんでした。
最初はサッカーボールを持って公園に行っても相手にしてもらえないことがありましたが、そんなことは一瞬で、公園に行くたびに友達がどんどん増えていきました。
コミュニケーション能力がとても高く、それは大人になっても変わりませんでした。
海外のチームを複数渡り歩いていますが、その能力が生かされていることは間違いありません。
ワールドカップの試合後の優しい行動は、板倉選手にとって当たり前のことなのでしょう。
板倉滉には専属の料理人がいた！
プロスポーツ選手として成功するためには、試合で最高のパフォーマンスを出すためのトレーニングをすることが大切ですが、それと同じくらい大切なことはバランスのとれた食事であることは言うまでもありません。
板倉選手には、その食事面を支える料理人の存在がありました。
その方は、池田晃太さんという方で、関東社会人1部リーグのVONDS市原FCというチームでサッカー選手としてプレーをしていました。
現役としてプレーするなか、引退後の生活について考えを持っていました。
それは、プロのアスリートを食事面で支えたい、という思いです。
サッカーをやりながら飲食店で働き、栄養面での知識を身につけていきました。
そして、2019年1月からは、現役サッカー選手としてYouTubeの投稿を開始します。
YouTubeでアスリートの食事、栄養の重要性について発信していましたが、板倉選手はそのYouTubeをずっと見ていました。
2021年に池田さんはサッカー選手を引退することになりますが、引退発表をYouTubeに投稿すると板倉選手から連絡があり、それが料理人になるきっかけとなりました。
2022年の2月からドイツに渡り、試用期間を経て正式に専属の料理人となりました。
将来を考えて行動をし続けた池田さんは、現在日本代表の心臓部を支える板倉選手の栄養面を支える重要な役割を担っています。
このことについて、サポートできることはとてもうれしいし誇りに思う、もっともっと努力し、より一層サポートできるように頑張っていきたい、などと話しています。
板倉選手の活躍はもちろんですが、池田さんの活躍にも期待したいものです。
板倉滉の筋肉はすごい！
板倉選手は身長が186ｃｍで体重が75ｋｇという体格ですが、その見た目以上にがっしりとしていて、筋肉がついています。
海外リーグをたくさん経験したことが、この体格を生み出しました。
Jリーグで結果をしっかり残し、海外リーグへ活躍の場を求めましたが、自身の課題は身体の線の細さ、フィジカルであると早々に結論を出しました。
日本にいた頃は、海外リーグの一流の選手は自然と身体が大きくなると思っていましたが、実際のところ筋トレを驚くほどやっているということに気づかされました。
トレーニングをしっかりやることはもちろんですが、チーム内の試合形式の練習の場でも、身体を思い切り当てにいく激しいディフェンスをして手を抜くことをしませんでした。
チームメートと喧嘩になることもありましたが、そんなことはおかまいなしでした。
その様子をみていた監督から少しずつ信用を獲得していき、試合の出場につなげていきました。そして、現在の活躍があります。
板倉選手はワールドカップ本戦前の9月に左ひざ内側側副靭帯の部分断裂、という重傷を負ってしまいます。
そんな大けがを負っても本戦出場を諦めず、懸命のリハビリの結果、無事に出場を果たし、日本代表の躍進に大きく貢献しました。
出場できた大きな理由が、日頃の自身の管理とそれを支える周りの人たちであることは言うまでもありません。
これからの板倉選手のさらなる活躍を期待せずにはいられません。
